男の人

症状が進む過程

錠剤

不安が常に襲いかかり、自分に自信を持つことができない。イライラし、感情がいつも定まらないことが多くなるうつ病は、医師の指示通りに薬を服用することで少しずつ落ち着いていきます。ただ、うつ病の治療で最も重要なのは初期の段階で判明させることです。例えば、最近何もする気が起きないと漏らしていたり以前はテキパキとこなしてきた仕事が、ある日を境に集中できなくなりミスが続いていたりなど、明らかにうつ病の初期段階に突入していると感じます。うつ病の診断を受けていないうちはまだ薬の服用がないので、体のだるさを仕事の疲れと勘違いします。それでも責任感の強い人は、頑張ろうとするでしょう。心身ともに過剰なまでのダメージを食らっている状態ですから、物事が上手く運ばずイライラしたり不安が長く続いたりと気持ちが落ち着かなくなります。初期の段階はまだ薬の服用で早いうちに気持ちがリフレッシュし、社会復帰を果たすことができます。しかし始めのサインを見逃すと不安な感情が膨らんでいき、将来に希望が持てなくなります。すると今度は、昔失敗したことや出来事でひどく悩むようになり、自然と食欲が落ちてしまいます。うつ病は薬を服用しないと体のあちこちに症状が出ます。代表的なのは頭が常に重いことでしょう。食事を口にしなくなったことで脳に十分な栄養素が行き渡らず、次第に便秘がちになります。精神状態はおろか、体も悲鳴を上げていますからフラフラと今にも倒れそうです。薬を使えば、辛い状況から脱出を図ることもできますが家族や周囲からの理解がないと、本人も治療を真面目に検討することが不可能になってしまいます。そうなれば、動きがだんだん鈍くなり、常識に反した行動をとってしまいます。例でいうと、人に対して暴力的になったり暴言を吐くようになったりなどでしょうか。本人はいけないことと頭ではわかっていますが、うつ病がそうした状況にしていることも否めません。悪循環の連続ですから人との接点を完全に断ち切りたい、あるいは今すぐにこの世から消えてなくなりたいなどの感情が強く出てくると最悪の結果を招くことは安易に想像できます。どのようにうつ病が進行していくのか、この部分をしっかり把握しておくことで家族や周囲はいち早くうつ病を見分けることができ、さらには早い段階で治療を開始することが可能となります。薬を使う治療も重要ですが、やはり一番はうつに関する理解を深めることでしょう。それができれば、うつ病患者も心置きなく治療をすることができます。